琴浦町議会 施設の改修経費削除した当初予算の修正案を可決
琴浦町議会は、生涯学習センターの今後の改修方針が町から示されていないなどとして、施設の空調の改修工事に必要な経費を、新年度当初予算案から削減した修正案を賛成多数で可決しました。
3月6日に開会した琴浦町の3月定例議会は、町が提案した総額121億7500万円の新年度一般会計当初予算案などについて審議してきました。
しかし3月15日に開かれた予算・決算審査特別委員会では、議員から予算案に盛り込まれた生涯学習センター「まなびタウンとうはく」の空調改修工事の経費について、町民が納得できる施設全体の改修方針を示し、その中で計画的に工事を実施することが必要だといった意見が出され、予算案は否決されました。
そして定例議会の最終日の24日、当初予算案からこの経費のほか、町長に町政の助言を行う「参与」に支払う報酬などを削減し、当初予算案からおよそ2500万円減額した修正案が議員から提案され、賛成多数で可決されました。
琴浦町の福本まり子町長は「まなびタウンとうはく」の空調改修工事については、早急に取り組む必要があるとした上で「6月議会までに対策をしっかり進めていく」と話しています。