園児がしいたけの菌を原木に打ち込む「駒打ち」体験 日南町
しいたけの菌を原木に打ち込む「駒打ち」と呼ばれる作業を、園児たちが体験する学習会が、日南町の認定こども園で開かれました。
この体験学習は、日南町が子どもたちに特産の原木しいたけ作りを通して、地元の食の魅力に触れてもらおうと開いたもので、認定こども園「にちなん十色」の園児12人が参加しました。
園児たちは、講師役の農家から原木しいたけの作り方について説明を受けたあと早速、園庭でしいたけの菌を原木に打ち込む「駒打ち」と呼ばれる作業に挑戦しました。
園児たちは、コナラの原木に開けられた小さな穴に、しいたけの菌を繁殖させた「種駒」と呼ばれる木片を、金づちを使って一つずつ丁寧に打ち込んでいきました。
5歳の男の子は「トンカチでトントンするのが楽しかったです。できあがったしいたけは、お汁ものにして飲みたいです」と話していました。
日南町福祉保健課の山田恵主任管理栄養士は「子どもたちが興味を持って作業をしてくれてよかったです。地元の食に興味を持ってもらえるよう、引き続き町としてもサポートをしていきたい」と話していました。
しいたけは、ことし11月ごろに収穫期を迎え、園児たちが持ち帰って味わうということです。