琴浦町 生ごみ回収し肥料にする実証実験 ごみ減量目指す

焼却するごみの量を減らそうと琴浦町は、生ごみを可燃ごみとは別に回収し、農作物の肥料にする実証実験を新年度から始める方針です。

琴浦町によりますと、現在家庭から出る生ごみは可燃ごみとして倉吉市のごみ処理施設で焼却していますが、水分を多く含むため、多くの燃料が必要で炉を傷める原因にもなっています。
このため町は、生ごみを可燃ごみとは別に回収し農作物の肥料にする取り組みを、新年度から町内の3つの自治会で試験的に始める方針を決めました。
生ごみを入れるふた付きの大型のバケツを可燃ごみの回収場所に新たに設置し、週2・3回の頻度で回収した生ごみは、町内の畜産で出た排せつ物と混ぜて発酵させ、できた堆肥はJAを通じて農家に提供します。
ことし7月から8月にかけて実証実験を行い、うまくいけば翌年度以降、全町に広げる方針で、町は6日に開会した町議会に、関連する事業費およそ350万円を盛り込んだ新年度の当初予算案を提案しています。