大山町で地域の課題の解決につながるビジネスプラン発表会
大山町で、地域課題の解決につながる新たな事業の立ち上げを目指す人たちがビジネスプランを提案する発表会が3日、開かれました。
大山町は、ビジネスによって、地域課題を解決することを目指す人を公募して計画作りなどを支援するプロジェクトを、ことし1月から行っていて、3日は、参加者8人がおよそ2か月かけて考えたビジネスプランを町や商工会の代表などに向けて発表しました。
このうち、町内でガイドをしている男性は、観光業は、繁忙期と閑散期で収入に差があることが課題だとして、大山の自然の中での活動をアピールして、企業の研修を受け入れる事業を提案しました。
また、町内で猟師をしている女性は、イノシシは、体の3分の1程度しか食用として活用されていないことから、これまで捨てていた骨を加工して、犬のおやつにするというプランを提案し、通常の食肉以外の販路ができて、猟師の収入が安定するなどのメリットを熱を込めて訴えていました。
大山町は、提案されたプランが実際に事業化するよう、新年度、令和5年度も支援を続けていくことにしています。
大山町企画課の源光靖課長は「熱い思いを持っている事業者どうしの連携も深めてもらい、町もサポートしていきたい」と話していました。