日吉津村 保養施設「うなばら荘」新たな譲渡先探す

日吉津村にあった保養施設「うなばら荘」は、米子市の企業が利活用を断念したことを受けて、新たに事業を行う譲渡先を探すことになりました。

日吉津村にあった高齢者向けの保養施設「うなばら荘」は、利用者の減少にともない、去年5月に、米子市の企業「ヤードクリエイション」に有償で譲渡されました。
しかし当初計画していたアスリート向けの宿泊施設の収益が見込めないとして去年9月、企業側は事業の中止を決めました。
これを受けて今後の対応策について、企業側と施設をもともと所有していた県西部の自治体で作る「西部広域行政管理組合」それに敷地を所有する日吉津村が協議していました。
その結果「西部広域行政管理組合」が、ふたたび施設を運営しても収益を上げることは難しく、施設の有効活用のために新たな事業者に譲渡する方針で、3者が1月までに合意したということです。
具体的な募集方法や時期は未定ですが、西部広域行政管理組合では「税金を活用して建設した施設であるので、地域に貢献する事業者に譲渡したい」と話しています。