北栄町で明治から昭和にかけての生活道具を紹介する展示会

明治から昭和にかけて、民家の台所などで使われていた生活道具を紹介する展示会が北栄町で開かれています。

北栄町の「北栄みらい伝承館」で開かれている展示会には、明治から昭和の中ごろにかけて、町内の民家で使用され、館に寄贈された生活道具およそ50点が展示されています。
このうち、天井のはりからいろりの中央につり下げ、鉄瓶などを掛けて使う「自在鉤(じざいかぎ)」には、火事を防ぐまじないとして魚をかたどった部品が取り付けられています。
また、直径70センチ、高さ52センチの大きな臼は、祭りなど多くの人が集まった際に使われたものとみられます。
このほか、蒔絵をあしらい、花見など行楽の際に用いられた豪華な弁当箱なども展示されています。
「北栄みらい伝承館」の門脇博学芸員は「展示品は、お年寄りには懐かしく、子どもたちにとっては、現在の家電製品につながるものなので、多くの人に見てほしい」と話しています。
この展示会は、今月12日まで開かれています。