卒業控えた中学3年生を応援 給食に特産のズワイガニ 岩美町

ズワイガニ漁が盛んな岩美町の中学校で、卒業や受験を控えた3年生を応援しようと、特産のズワイガニが給食でふるまわれました。

岩美町の岩美中学校では毎年この時期に、受験や卒業を控えた3年生に、一人1杯ずつ「ズワイガニ」をプレゼントしています。
8日、町内の漁港で水揚げされてゆでられた「若松葉がに」と呼ばれる、脱皮したばかりのオスのズワイガニが、およそ80人の3年生全員に給食で提供されました。
これに合わせてカニを提供した、網代港底曳船主会の板倉高司会長も学校を訪れ「これは8歳ぐらいのカニです。ぜひ豪快に食べてほしい」と話しながら、殻のむき方をアドバイスしていました。
生徒たちは最初は苦戦していましたが、甲羅の大きさが10センチ以上の蒸しがにをほおばって、地元の冬の味覚を味わっていました。
生徒は「とても大きかったです。祖父が持ってきてくれるので時々食べますが、1杯食べることは少ないので貴重な経験でした。パワーをもらったのでこれからの学校生活を頑張りたいです」と話していました。