“大栄西瓜” 新年度の出荷見込み52万ケース 北栄町
西日本有数のスイカの産地・北栄町の生産団体は、新年度の「大栄西瓜」の出荷見込みについて、今年度より7万5000ケースほど少ない52万ケースとすることを確認しました。
北栄町では204軒の農家が、およそ162ヘクタールの畑で大玉のスイカを栽培している西日本有数の産地で「大栄西瓜」のブランドで出荷しています。
8日、生産組合協議会の総会が北栄町の大栄農村環境改善センターで開かれ、生産農家およそ120人が出席しました。
会議ではJA鳥取中央の担当者が、今年度の出荷量は59万5000ケースと、前の年に比べて4万6000ケース多くなり、販売金額は22億3800万円と、平成13年度以来21年ぶりに22億円を超えたことを報告しました。
一方、高齢化に伴い生産をやめた農家がいることなどから、新年度の出荷見込みは今年度より7万5000ケースほど少ない52万ケースとすることを確認しました。
大栄西瓜組合協議会の山脇篤志会長は「資材価格の高騰など厳しい状況が続いているが、生産者が一丸となっておいしいスイカを消費者に届けたい」と話しています。