節分 北栄町北条八幡宮で「追儺式」一年の無病息災などを祈る

3日は節分です。
北栄町の神社では、弓で鬼の描かれた的を射て、ことし一年の無病息災などを祈る伝統の「追儺式」(ついなしき)が行われました。

「追儺式」は、北栄町の北条八幡宮に伝わる節分の伝統行事で、最初に、神職が拝殿でおはらいをして参拝者の厄をはらいました。
このあと雪が残る境内で、疫病を表す鬼を描いた的を狙い矢を射る「御弓」の儀式が行われ、氏子を代表して、ひたたれとえぼし姿の弓道3段の林悦子さんが、20メートル先の的をめがけて3本の矢を射ました。
境内にはおよそ60人が集まり、矢が的に当たるたびに歓声を上げていました。
最後に参拝者たちが「鬼は外」と声を上げながら豆をまき、ことし一年の無病息災を祈っていました。
弓を射た林悦子さんは「緊張しましたがうまく的を射抜くことができました。今年こそ新型コロナウイルスが収束してほしい」と話していました。