北栄町・大栄中学校で“ゼロカーボン”のオンライン授業
2050年までに、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボン」に向けた取り組みに、中学生の意見を反映させようと、生徒たちを対象にしたオンライン授業が北栄町で行われました。
北栄町は、町として2050年までに「ゼロカーボン」を実現する具体的な計画を盛り込んだロードマップの作成を進めていて、地元の中学生の意見もここに反映させることにしています。
これに向けて、大栄中学校では3年生の生徒が「ゼロカーボン」が必要な理由などを学ぶオンライン授業が行われました。
講師を務めたNPO法人「ECOフューチャーとっとり」の山本ルリコさんは、中学生にとって2050年は、40代となって社会の中心で活躍する年代で、ひとごとではないとしたうえで「ゼロカーボン」の実現には、冬場にエアコンをつけないといった我慢ではなく、家を断熱化するなど効率的なエネルギーの利用が必要だと指摘しました。
中学生たちは、今後どうすれば地域で「ゼロカーボン」を実現できるかを授業で話し合い、2月、町の職員などに発表することにしています。
授業を聞いた女子生徒は「授業の内容を自分たちの発表に生かしたい」と話していました。