徳島 上板町 子どもたちが“STEAM教育”学ぶ
科学技術や数学、芸術などを横断的に学ぶSTEAM(すてぃーむ)教育が、注目を集めています。徳島県上板町の小学校で開かれた専門家を招いた講義では、子どもたちが絵とプログラミングの融合を楽しみました。
STEAM教育は、文系や理系の枠にとらわれず、科学技術や数学、芸術などさまざまな教科を横断的に学ぶ考え方です。
上板町の高志小学校で、今月13日に行われた講義では、STEAM教育に詳しい数学研究者でジャズピアニストの中島さち子さんを講師に招き、5年生と6年生およそ40人が、授業を体験しました。
はじめに、バッハの楽曲には、随所に数学の要素が取り入れられていて、楽譜を初めから読んでも終わりから読んでも、音符の並びが同じ傾きになるよう配置されるなど対称性を用いて美しい音を生み出していたことを紹介しました。
また、子どもたちが思い思いにクラゲを描き、その絵が、プログラミングを使って、中島さんのピアノの演奏などに反応して動く様子が、スクリーンに映し出されると歓声があがっていました。
参加した児童は「自分の描いたクラゲが画面で泳いでいるのが面白かった」とか「プロの演奏を聴く機会はほとんどないので、楽しかった」などと話していました。