上勝町 阿波晩茶をブランド化へ

お茶の葉を発酵させて作る「阿波晩茶」産地の上勝町で、生産農家が新たな団体を発足させ、町独自のお茶のブランドの確立を目指すことになりました。

阿波晩茶は、徳島県の山間部の上勝町や那賀町などで古くから生産され、今年3月、お茶の葉を発酵させて作る技術が国の無形民俗文化財に選ばれました。

しかし上勝町では、阿波晩茶の多くが農家での自家消費にとどまっているということで、消費の拡大につながらず、生産者の減少や高齢化も指摘されています。

このため町内の生産農家たちは、阿波晩茶の知名度の向上や消費拡大を図ろうと、名産品を地域ブランドとして商標登録する「地域団体商標」への登録を目指すことになりました。

登録申請のため、生産農家などおよそ100軒が参加して新たに「上勝阿波晩茶協会」を発足させるとともに、今後町内で生産されるお茶には「上勝阿波晩茶」という統一のブランド名をつけて販売することにしています。

協会は、早ければ来年中に地域団体商標の登録を申請したいとしています。

上勝阿波晩茶協会の高木宏茂代表理事は「農家が協力して生産量の増加や品質の向上に取り組み、全国の人に上勝の阿波晩茶のおいしさを知ってもらいたい」と話しています。