銭湯など一般公衆浴場料金 来月から値上げの見通し 8年ぶり

燃料価格の高騰が続くなか、香川県では、銭湯など一般公衆浴場の入浴料金の上限が来月から「大人」のみ50円値上げされる見通しになりました。
値上げは2015年以来、8年ぶりです。

銭湯など一般公衆浴場の入浴料金は県が上限を定めていて、改定の申請があれば県が審議会を開いて検討することが法律で義務づけられていますが、ことし4月、県内の公衆浴場で作る組合がこのところの燃料価格の高騰などを理由に値上げを申請していました。

これを受けて開かれた県の審議会で、12歳以上の『大人』の入浴料金の上限ついて、現在の400円から50円値上げし、450円とするよう知事に答申することが決まりました。

今後、知事の決定を経て値上げが正式に決まれば、来月1日から実施される見通しで、県によりますと、県内の一般公衆浴場15軒が対象になるということです。

値上げは2015年10月以来8年ぶりです。

一方、12歳未満の料金は値上げを申請しておらず据え置かれます。

香川県公衆浴場業生活衛生同業組合は、「経営実態の調査や近県の状況を踏まえて値上げの方針がまとまった。経営者の高齢化が進み個人や家族で経営している公衆浴場も多いので、今まで通り足を運んでほしい」としています。