“交通遺児の進学に ”トラック事業者などの組合が県に寄付金
交通事故で親を亡くした子どもたちの進学などに役立ててもらおうと、トラック事業者などで作る組合が香川県に50万円の寄付金を贈呈しました。
寄付金を贈呈したのは、四国のトラック事業者などで作る「四国交通共済協同組合」です。
27日、高松市で行われた贈呈式では、組合の田中等理事長が香川県や警察などでつくる「香川県交通安全県民会議」に寄付金50万円を記した目録を渡しました。
また、四国のほかの3県にもそれぞれ50万円が贈呈されました。
香川県によりますと、交通事故で親などの保護者を亡くした県内の小学生から高校生は、昨年度の時点で33人に上っていて、教育を受けるための継続的な金銭の支援が必要だということです。
こうしたことから、香川県では今回の寄付金を中学校と高校の入学一時金として活用するほか、図書カードにして子どもたちに送ることにしています。
寄付金を贈呈した「四国交通共済協同組合」の田中理事長は「交通事故にあわれて親が亡くなった子どものために、出来るだけ学びや生活の援助をしていただきたい」と話していました。