「世界の持続可能な観光地」“四国から8地域の選出目指す”

四国4県の自治体や企業などでつくる「四国ツーリズム創造機構」は、オランダの国際団体が選ぶ「世界の持続可能な観光地」に、四国から8つの地域が選出されることを目指して、取り組みを進めていくことになりました。

21日、高松市で開かれた「四国ツーリズム創造機構」などが参加した会議では、ことし3月に国が定めた、観光戦略の新たな基本計画を踏まえた取り組みについて話し合われました。

それによりますと、オランダの国際団体が選ぶ「世界の持続可能な観光地トップ100選」について、大阪・関西万博が開催される再来年までに、四国から8つの地域が選出されることなどを目指すとしています。

去年の「世界の持続可能な観光地トップ100選」では、小豆島町が2年連続で選ばれたほか、ことし3月には、愛媛県大洲市が「文化・伝統保全」の部門で1位となっています。

選出地域をさらに増やすことで、持続可能な観光を推し進めることが狙いで、機構では、目標の達成に向けて、今後、自治体などへの助言や、語学力の支援などを行っていくということです。

四国ツーリズム創造機構・事業推進本部の桑村琢本部長は「『持続可能な観光の島』として四国に来てもらうことを目的としているので、四国での選出地域が増えていってほしい」と話していました。