冬の風物詩「サルだんご」見られる 土庄町

1年で寒さが最も厳しくなるという20日の「大寒」を前に小豆島にある自然動物園では、サルたちが寒さをしのごうと、だんごのように体を寄せ合う様子が見られるようになっています。
土庄町の標高350メートルにある自然動物園「お猿の国」では、この地域に生息するニホンザルおよそ400頭が餌付けされています。
寒さが厳しくなるこの時期には、寒さをしのごうと、体を寄せ合って温め合うサルたちの様子が見られるようになり、その姿から「サルだんご」と呼ばれて、冬の風物詩になっています。
18日も午後の日が沈む時間帯から、園内のあちこちで、群れで力のあるサルを中心に、背中を丸めて体を寄せ合う様子が見られ始め、中には、寒さから守ろうと子ザルをしっかりと胸に抱いているサルもいました。
滋賀県から観光で訪れたという人は、「サルだんごを初めて見ましたが、温め合うというのは賢い行動だと思いました。サルだんごが崩れていくと、お母さんに抱かれた赤ちゃんの様子も見ることができてかわいかったです」と話していました。
「サルだんご」は、寒さが厳しくなると100匹ほどの大きな固まりになることもあるということで、来月いっぱいまで見られるということです。