多度津町の小学校で彫刻家の指導で卒業制作
多度津町の小学校で6年生の子どもたちが、彫刻家の指導を受けながら卒業制作の作品づくりに取り組みました。
指導を行ったのは、国内外で活躍する多度津町在住の彫刻家、速水史朗さんで、11年前から毎年、母校の多度津小学校で6年生の卒業制作の指導にあたっています。
ことしの卒業制作は、8日と9日の2日間行われ、8日は6年生19人が参加しました。
子どもたちが挑戦するのは、「粘土でつくる自分の顔」です。
子どもたちは速水さんに手直ししてもらいながら、鼻や耳をつけたり目や髪を描いたりして、思い思いの作品に仕上げていきました。
参加した子どもたちは「速水さんは小学校の誇りなのでとてもうれしいです」とか、「手伝ってもらったら、ボコボコだった顔が、さらさらになってすごく変わりました。卒業制作ができて楽しいです」などと話していました。
子どもたちの作品は2週間ほど乾燥させた後、窯で焼きあげて卒業の記念品にする予定です。
速水さんは「子どもたちが喜んでやっている姿が非常にうれしいです。できるだけ毎年続けていって、100歳になってもやれるようにしたいです」と話していました。