磐田市の高校剣道部でいじめ発覚 “重大事態”認定し県に報告

磐田市の高校の剣道部で複数の部員が関わるいじめが確認され、学校がいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定して県に報告していたことがわかりました。

いじめが確認されたのは磐田市の磐田東高校です。
学校によりますとことし3月、当時高校1年生で剣道部に所属していた男子生徒が部内でいじめを受けていると本人と家族から相談があったということです。
学校が部員への聞き取りやアンケートなどの調査を進めた結果、複数の部員が、生徒の裸に近い映像や画像などを撮影し、インターネット上で見られるようにするなどのいじめをしていたことが確認されたということです。
男子生徒は4月に退学していて、いじめを行った部員たちは学校の聞き取りに対していじめ行為を認めているということです。
学校はことし4月にいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定して県に報告したほか、8月、弁護士や有識者3人で構成される第三者委員会を設置して、詳しい事実関係を調べているということです。
磐田東高校の上原日出刀副校長は、「いじめは絶対にいけないと日頃指導してきたが、今回このような事態が起きてしまい被害者をはじめに本当に申し訳なく思っています。事態を真摯に受け止めて事実の究明に努めていきたい」と話していました。