田植え前の棚田でキャンプ 親子連れなどが楽しむ 菊川市

田植え前の棚田で自然観察やキャンプを楽しむ催しが、菊川市で行われました。

この催しは菊川市で地域おこしの活動を行っている大山智世さんと、棚田の整備を行っているNPO法人が協力して行ったもので、市内外から約80人の親子連れなどが参加しました。
はじめに田植え前の棚田で自然観察会が行われ、参加した人たちは田んぼのあぜ道を散策しながら県の絶滅危惧種となっているニホンアカガエルのオタマジャクシなどを見つけていました。
また去年棚田でとれたお米を焙煎し、地元のお茶と混ぜて「玄米茶」を作ったり、たき火でマシュマロを焼いたりして楽しんでいました。
一部の参加者は11日夜、棚田にテントを張って泊まるということで、キャンプファイヤーや星空観察会も予定されています。
静岡市から参加したという20代のカップルは、「自然に囲まれたすばらしい場所ですね。今夜はたき火を囲んでゆっくりと過ごしたいと思います」と話していました。
催しを企画した大山さんは、「棚田や地元の人たちの魅力を知ってもらえればうれしい。これからも多くの人たちに訪れてもらいたい」と話していました。