皆野町で「人形流し」人をかたどった和紙流して災いはらう

人をかたどった和紙を川に流してこの1年の災いをはらう、大みそかの伝統行事「人形流し」が埼玉県皆野町で行われました。

「人形流し」は皆野町の日野沢地区に伝わる大みそかの行事で、神社の神職や氏子、それに近隣の住民ら20人ほどが神社から2キロほど先の河原まで歩きました。
そして、河原に到着すると神職が祝詞をあげる中、人をかたどった和紙の「人形」を1枚ずつ川に流していきました。
それぞれの「人形」には家族の名前や「家内安全」「無病息災」などと書かれていて、ことし1年の災いをはらって新年を迎えられるよう願いを込めて浮かべていました。
参加した人たちは「戦争が一日も早く終結することを祈っています」とか「コロナがはやっていて子どもの学校生活もままならい日もありましたが、みんな元気に暮らせました。来年も元気に過ごせたらいいなと思います」などと話していました。