風水害や事故で損害の車をリサイクル 企業がみやき町に進出へ
風水害や事故で損害を受けた車のリサイクルなどを手掛けるさいたま市の企業がみやき町に進出することになり、23日、両者が協定を結びました。
みやき町に進出するのは、さいたま市に本社がある自動車販売会社「タウ」で、23日、町内の施設で宮本明岳社長と岡毅町長が協定書に署名しました。
会社は、みやき町の白壁地区におよそ1万2000平方メートルの土地を取得して、車の修理や解体を行う工場を建設します。
新たな地元雇用5人を含めた13人の態勢で、ことし9月の操業を目指すということです。
会社は、風水害や事故で損害を受けた車を買い取り、国内7か所の工場でリユースやリサイクルなどを手掛けていますが、1か所の工場で解体までできるのはみやき町の工場が初めてだということです。
岡町長は「人口減少に歯止めをかけるため、この企業誘致は雇用の確保や地域の活性化につながる」と期待を述べました。
宮本社長は「九州は台風などで多くの車が水害の被害を受けるので、そうした車を買い取ることで貢献していきたい」と話していました。