聴覚障害者に理解を!「筆談カフェ」開催 みやき町
聴覚に障害がある人とのコミュニケーションに有効な「筆談」を体験してもらおうと、「筆談カフェ」が18日みやき町で開かれました。
この「筆談カフェ」は県が筆談の普及に取り組む三重県の会社と企画し、みやき町の物産イベントにあわせて設けられました。
会場となった和室は「声で会話してはいけない」というルールで、飲み物を買うときや席で過ごす時間、すべて手書きの文字による「筆談」でコミュニケーションしていました。
訪れた人たちは、静かなカフェの中で、最近の出来事や家族の話などについて「筆談」での独特の“会話”を楽しんでいる様子でした。
参加したみやき町の小学6年生は「初めて筆談したけど楽しかった。静かなところで落ち着いた」と筆談で答えていました。
また佐賀市の60代の女性は「筆談のことは知っていてもいざ全然話さないで書くのは最初は難しかった。話さない、話せない大変さが少しあります」と筆談で答えました。
企画した会社の代表で、聴覚に障害がある加藤慎也さんは「耳が聞こえない人と出会ったときに、声で会話できないから話さないというのは寂しいし、もったいない。筆談をコミュニケーションの選択肢にしてほしい」と話していました。