みやき町 健康長寿の取り組み「健幸大学」で体の機能向上

みやき町のお年寄りが3か月余りにわたって取り組んできたジムでの運動や読み書きの訓練などが、体の機能を向上させたという研究成果を医師のグループが発表しました。

研究成果を発表したのは、みやき町の政策顧問を務める野瀬大補医師や福岡大学の医師らのグループです。

町では去年、60歳以上のお年寄りおよそ80人を対象に「健幸大学」という健康長寿の取り組みを行いました。

具体的には、参加した人たちが2つのグループに分かれて14週間=3か月余りのトレーニングをそれぞれ行い、▽ジムでの運動や▽読み書きの訓練などをしてきたということです。

この結果、参加した人たちの▽体脂肪率や悪玉コレステロールの数値が改善したほか、▽運動機能や▽認知機能の向上が見られたということです。

野瀬医師は「多くの人たちが集まって楽しめるプログラムを町が広めていく取り組みが大切だ」と話していました。

「健幸大学」に参加した男性は「家に引きこもりがちでしたが、受講を機に外に出て友達もできて楽しかった。受講後もジムに通って運動を続け、健康を保つきっかけになった」と話していました。