役割終えた茶わんを供養 「お焚き上げ神事」 有田町
焼き物作りの盛んな有田町で、割れてしまって役割を終えた茶わんの供養の一環として茶わんの形をした絵馬を焼く、「お焚き上げ神事」が、行われました。
有田町の有田焼専門のショッピングモール「アリタセラ」の一角には茶わん679個を積んだご神体「茶わん神輿」がある神社があり、訪れた人たちが、欠けたり、割れたりした愛用の茶わんへの感謝の気持ちを書き添えた紙で作った絵馬を奉納しています。
24日の神事には、有田焼卸団地協同組合の8人が出席し、神職が祝詞を上げたあと、奉納されたおよそ2000枚の絵馬の一部を火鉢の炭火で焼いていきました。
協同組合の山本幸三代表理事は、「お客さまが気持ちを込めて、絵馬に書き込んで、いらっしゃいますので、その気持ちを大事にして、私たちが代理として、供養できてよかったです」と話していました。