動物保護施設で親子の学習会 殺処分の現状など学ぶ 湖南市
動物の命の大切さについて考えてもらおうという学習会が湖南市にある動物保護施設で開かれました。
学習会は、滋賀県内の生活協同組合が開き、小学4年生以上の子どもと保護者など、およそ20人が参加しました。
会場の県動物保護管理センターでは、勤務する獣医師が、昨年度、センターでは、あわせて800匹近くの犬と猫を保護していて、健康や性格面の適正を確認した上で、新たな飼い主に譲渡しているが、適正がないとして処分されるケースもあると説明しました。
そして、飼い主が責任を持って不妊や去勢の手術を施すことで、処分を減らすことが大切だと訴えていました。
このあと、参加者は、犬や猫を処分する施設や慰霊碑などを見学しました。
湖南市の40代の女性は「多くの動物が保護されていることを知り、驚きました。飼い主がペットの管理を徹底することが大切だと思います」と話していました。
県動物保護管理センターの獣医師の宗田龍さんは「処分される動物を減らすためにも、ペットの飼い主は、最後まで責任をもって飼ってもらいたい」と話していました。