大津市が男性トイレにもサニタリーボックスの設置進める

おむつや尿漏れパッドを使っている男性が処理に困らないよう、大津市は、市の施設の男性用トイレにサニタリーボックスの設置を始めました。

サニタリーボックスは、これまで生理用品などトイレに流せないものを捨てるために、女性用トイレに設置されることが多かったですが、近年、加齢や前立腺がんの手術などの影響で、おむつや尿漏れパッドを使っている人たちが処理に困らないようにと、男性用トイレにも設置する動きが広がっています。
これを受けて、大津市では、去年10月から、市が管理する公共施設の男性用トイレにサニタリーボックスの設置を始めました。
市によりますと、昨年末までに、市役所や歴史博物館、市民文化会館など20の施設に設置されています。
今後、市立図書館や各支所、公園など110ほどある市が管理するすべての公共施設に、順次、設置する予定だということです。
市健康推進課は「捨てられる場所を探す手間や場所がないかもしれないという心配をしなくて済むことで、外出しやすい環境を作りたい。気軽に活用してほしい」と話していました。