自転車のヘルメット着用が努力義務に 大津市で警察が啓発活動
来月から自転車乗車中のヘルメットの着用が努力義務となるのを前に、27日、大津市で、警察官などがチラシを配り、着用を呼びかけました。
道路交通法の改正に伴い、4月1日からすべての年齢の人を対象に、自転車乗車中のヘルメット着用が努力義務化されます。
これを前に、27日、大津警察署の警察官などが市内の商業施設で、自転車で訪れた人にチラシを配って、ヘルメットの着用を呼びかけました。
チラシを受け取った80代の女性は「先週、ヘルメットを購入しました。けがが怖いので自転車に乗るときは、必ず着用しようと思います」と話していました。
県警察本部によりますと、県内では、去年、自転車乗車中の事故で8人が亡くなり、いずれもヘルメットを着用しておらず、このうち、4人は頭にけがをしていたということです。
大津警察署の中島久恵交通官は「ヘルメットの着用が努力義務となったのは、自転車の事故で亡くなる危険性を下げる目的があります。自分の命を守るためにも、ヘルメットの着用をお願いしたい」と話していました。
【警察 啓発に動画制作】
滋賀県警察本部などは、自転車の利用者にヘルメットの着用を呼びかける動画を制作しました。
動画は長さが15秒で、年齢を問わず、自転車に乗るすべての人に、ヘルメットの着用が努力義務化されることを伝え、「みんなでかぶろうヘルメット」などと呼びかけています。
動画は、今後、動画投稿サイトの県警察本部の公式チャンネルや県内の警察署などで流されるということです。