大津市のごみ処理場の火事 スプレー缶などが原因か 注意を 

先月、大津市のごみ処理施設で火災があり、市は、ごみに混ざっていたスプレー缶などが原因とみられるとして、ごみの処理や分別を徹底するよう呼びかけています。

大津市によりますと、先月10日、大津市のごみ処理施設、環境美化センターで処理する前の不燃ごみを一時的にためておく「ピット」と呼ばれる部分から火が出ました。
けがをした人はいませんでしたが、消火や原因調査のために、4日間、ピット部分が使えなくなったということです。
焼け跡からは、スプレー缶と携帯電話が激しく燃えた状態で見つかり、消防が詳しく調べた結果、これらに圧力がかかり、発火した可性が高いことがわかったということです。
また、市内のごみ収集車では、去年10月から11月にかけて、スプレー缶や携帯電話に使われるリチウムイオン電池などが原因とみられる火災が4件あったということです。
大津市は、カセットボンベやスプレー缶は使い切って、“かん”の日に、充電式電池は最寄りの電気店などに相談し、回収ボックスへ入れるなど、ごみの処理や分別を徹底するよう呼びかけています。
ただ、不燃ごみの処理をめぐっては、自治体によってルールが違うため、県は、処理方法が分からなければ市役所に問い合わせるか、ウェブサイトを確認してほしいとしています。