湖南市 小学校で箏(こと)の演奏に触れる体験授業
湖南市の小学校で、子どもたちに和楽器に親しんでもらおうという体験授業が行われました。
この授業は、県立文化産業交流会館が、日本の伝統文化に触れてもらおうと、おととしから県内の小中学校で行っていて、12日は、箏(こと)の演奏家の吉澤延隆さんが、湖南市の三雲東小学校を訪れました。
吉澤さんは6年生の児童を前に、箏を演奏するときは右手で弦をはじき、左手で弦を支える支柱を動かしたり、弦を押さえたりすることで、音程を調整していることなどを説明しました。
そして、正月に演奏されることが多い「春の海」など5曲を演奏しました。
子どもたちは、静かに箏の音に聞き入ったり、吉澤さんの求めに応じて曲にあわせて体を動かしたりして楽しんでいました。
参加した6年生の女の子は、「箏の演奏は、もっとゆったりしていると思っていましたが、テンポの速い曲もあり、聴いていて楽しかったです。今度は自分で弾いてみたいです」と話していました。