彦根市と甲良町に「彦根ナンバー」導入へ 住民アンケート開始
彦根市は、隣の甲良町とともに、地元の地名を車のナンバープレートに入れる「ご当地ナンバー」の導入を検討することになり、21日から住民を対象にしたアンケートを始めました。
これは彦根市の和田裕行市長が21日の記者会見で明らかにしました。
彦根市ではこれまでも「彦根ナンバー」の導入を検討していましたが、対象地域の自動車の登録台数が5万台を超えているなどの国の条件を満たしていませんでした。
このため、近隣の自治体に参加を呼びかけたところ、甲良町の了承を得られ、新たな国の条件である自動車と軽自動車をあわせた台数が8万5000台を超えているという条件を満たしたことから、21日から彦根市と甲良町の住民を対象にアンケートを始めることになりました。
アンケートでは、導入の賛否のほか、ナンバープレートの図案など、最大で7つの質問が設けられています。
また、仮に導入が決まり、新車や中古車を購入して新たに車の登録する場合は、「滋賀」ナンバーを選ぶことはできず、「彦根」ナンバーが交付されることになることも注意点として記されています。
アンケートは来月末まで受け付けていて、インターネットのほか、市役所や支所では紙でも回答できるということです。
彦根市では、アンケートで賛成が多数となった場合に限り、導入に向けた手続きを進めていくことにしています。