多賀大社で1年のほこりを落とす「御煤払い」 多賀町
多賀町にある多賀大社で、1年のほこりを落とす「御煤払い(おすすはらい)」が行われました。
県内の神社で最も多くの参拝者が訪れる多賀大社では、新年を前に、毎年「御煤払い」を行っていて、20日も早朝から神職や神社の職員、およそ40人が境内の掃除を行いました。
このうち拝殿では、神職とみこが長さ3メートルほどある竹の棒に取り付けたささの葉で、屋根のひさしの下についたすすやほこりを払い落としていました。
多賀大社では、例年、正月三が日におよそ40万人の参拝者が訪れていましたが、新型コロナの影響で、ことしは15万人ほどにとどまったということです。
多賀大社の近藤岳 権禰宜は「ことしはコロナ禍ではありましたが、参拝者や観光客が徐々に戻ってきて回復の兆しが見られた年でした。来年はコロナに負けず、不自由なく生活ができる1年になることを祈っています」と話していました。