多賀町 社会福祉法人が規格外にんじん商品化へ 収穫を体験
多賀町で、農家と地元の福祉作業所の利用者などが、「にんじん」の収穫作業を行いました。
多賀町では、11月、地元のにんじん農家などと社会福祉法人との間で、連携して規格外のにんじんの商品化を目指していくなどとした協定が結ばれました。
16日、これに基づいて、法人が運営する福祉作業所の利用者10人が収穫作業を体験しました。
参加者は、はじめに農家の人から、にんじんの葉ではなく根元の部分をつかんで抜くことなどを教わると、1本ずつ丁寧に収穫していきました。
そして、ハサミでにんじんの葉をカットしてかごに入れていました。
1時間ほどの作業で、およそ300キロのにんじんを収穫したということです。
福祉作業所では今後、切り干しにんじんや粉末などへの加工にも取り組んでいきたいとしています。
収穫作業を体験した福祉作業所の利用者の男性は、「にんじんに傷が付かないよう気をつけながら収穫しました」と話していました。
にんじん農家の土田四郎さんは、「福祉作業所の皆さんと力を合わせることで、多賀町特産のにんじんを多くの人にあじわってもらいたい」と話していました。