多賀町 低体重で生まれた赤ちゃんの写真展 成長した姿も

2500グラム未満の低体重で生まれた赤ちゃんへの理解を深めてもらおうという写真展が多賀町で開かれています。

この写真展は、今月17日の「世界早産児デー」を前に、低体重で生まれた赤ちゃんを育てる親で作るサークルが開きました。
多賀町の中央公民館には、SNSで呼びかけて集めた2500グラム未満の低体重で生まれた県内の赤ちゃんと、その後、成長した姿の写真、あわせて48枚が展示されています。
このうちサークルの代表、小島かおりさんの長女、ひなのちゃんは1412グラムで生まれ、新生児用の集中治療室に運ばれたときの様子と、3歳になった現在の満面の笑みの写真が展示され、「あなたは私たち家族の宝物です」というメッセージが添えられています。
また双子のきょうだいの写真は母親の胸に抱かれる小さな赤ちゃんだった時の様子と、高校の制服に身を包んだ16歳になった2人が写され、「勉強に、部活に青春真っ盛り」というコメントが添えられています。
国の調査によりますと去年、県内で誕生した赤ちゃんのうちおよそ1割が低体重で生まれたということです。
「リトルベビーサークル 滋賀のCOAYU(こあゆ)」の小島かおりさんは「小さく生まれても大きくなっていくことや、応援してくれる人がたくさんいることをぜひ知ってほしい」と話しています。
この写真展は今月19日まで開かれています。