多賀町の天文台発見の小惑星 「Akebonozou」と命名
多賀町にある民間の天文台が平成5年に発見した小惑星に、同じ年に町内で発見された日本固有種のゾウの化石「アケボノゾウ」の名前がつけられ、7日、命名式が行われました。
アルファベットで「Akebonozou」と名付けられたのは、多賀町にある民間の天文台「天究館」の杉江淳館長が平成5年に発見した火星と木星の間にある小惑星です。
多賀町立博物館で展示している「アケボノゾウ」の化石がことし国の天然記念物に指定されたことを記念して、化石と同じ年に発見された小惑星を、「Akebonozou」と名付けたということです。
7日は、町立博物館で命名式が行われ、多賀町の久保久良町長に正式に命名されたことが報告されたあと、地元の幼稚園児15人と町のマスコットキャラクター「たがゆいちゃん」がくす玉を割って、命名を祝いました。
式のあと、園児たちは星形の短冊に願い事を書いてささに飾っていました。
小惑星を発見した天究館の杉江館長は「小惑星の命名の手続きが全てが終わってほっとしています。化石と小惑星のアケボノゾウが話題となって、多賀町に足を運んでくれる人が増えればうれしいです」と話していました。