玉城知事 「政府の対応確認したい」

玉城知事 「政府の対応確認したい」

北朝鮮による発射について31日午前8時ごろ県庁に登庁した玉城知事は報道陣に対し「さまざまな情報を収集してこのあと3役で現段階での情報の確認をすることになっている。北朝鮮のミサイルは国連安保理の決議違反として非難されていることで政府の対応を確認したい」と述べました。

北朝鮮による発射が伝えられた際、那覇市の新都心公園にいたという80代の男性は「6時半からラジオ体操をやるために集まっていたらミサイルを撃ったとラジオから流れてきたので危ないと思って橋の下に移動した。こういうことが起きてショックだ。北朝鮮はわがままで仕方がない」と話していました。

また浦添市の70代の女性は「ラジオでミサイルの発射を聞いた時は驚いた。過去の歴史もあるし最近ではロシアによるウクライナへの侵攻もあったので大変不安だ」と話していました。

さらに家族と朝食をとっていた時に発射を知ったという那覇市の中学生は「急にスマートフォンが鳴ったのでびっくりした。でもいつも日本には落ちないので大丈夫かなと思っていた。安心して暮らしたいのでこういうことをするのはやめてもらいたい」と話していました。

沖縄県の与那国町役場の近くでは31日午前7時28分、学校に登校する小学生や中学生の姿が確認されました。

役場の近くの電気会社で働く50代の男性は「Jアラートが発出された時は緊張しましたが、いつものことだなと思った。与那国島には飛来しないと聞いて安心しました」と話していました。

与那国町の給食センターに勤務する63歳の男性は、「Jアラートが鳴った時は高台の牛小屋にいたのでほとんど聞こえず、かすかにサイレンの音が聞こえました。撃つよ撃つよと言われていて心の中では覚悟していましたがJアラートの音を聞くとさらに恐怖が上乗せされた感じがしました。まわりに人はいませんでしたが牛たちが一斉に反応して起き上がりました。その後、飛来しないと聞いて安心しました」と話していました。