陸上自衛隊の水陸両用車 夜間上陸訓練 宜野座村の海岸
離島の防衛を想定した陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練「アイアン・フィスト」の一環で、8日夜、宜野座村の海岸から陸上自衛隊の水陸両用車が次々に上陸し、国道を横切ってアメリカ軍の訓練場へと向かいました。
2006年からアメリカで行われてきた陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練「アイアン・フィスト」は、今回初めて日本で実施され、沖縄に駐留する第3海兵遠征軍など合わせて1700人が参加しています。
先月始まった今回の訓練は、侵攻された離島を日米が共同で奪還するという想定で、沖縄や大分、鹿児島で訓練が行われてきました。
8日は沖縄本島の沖合で、陸上自衛隊の水陸両用車が航行したり、海上自衛隊の輸送艦に収容されたりする様子が確認されました。
そして、午後8時前にはあたりが暗くなった中、宜野座村の海岸に陸上自衛隊の水陸両用車6両が次々に上陸しました。
水陸両用車の一団は上陸後、国道を横切って海兵隊の訓練場の中に入っていきました。
訓練場の中には、離島を想定したエリアが設けられていて、アメリカ軍と自衛隊は数日間にわたって共同で拠点を確保したり、負傷した想定の隊員を移送したりする訓練を行うことにしています。