日米共同訓練 渡名喜村の無人島で連携確認の訓練実施か
離島防衛を想定した日米の共同訓練が先月から沖縄県内や九州各地で行われています。
6日は、渡名喜村の無人の島で日米の隊員が連携して戦闘機などを攻撃目標に誘導する訓練が行われたことが関係者への取材で分かりました。
陸上自衛隊とアメリカ海兵隊は離島防衛を想定した共同訓練「アイアン・フィスト」を先月から沖縄県内や九州各地で行っています。
関係者などによりますと6日は、渡名喜島の西およそ4キロにある無人島、入砂島の射爆撃場で、沖縄本島のアメリカ軍基地から飛行してきた戦闘機などを陸上自衛隊と海兵隊の隊員が攻撃目標に誘導する訓練が行われたということです。
訓練を通じて、有事の際に連携して作戦を行う能力を確認したものとみられます。
渡名喜村の担当者は「沖縄防衛局から訓練の詳細な内容は知らされていない。ふだんから漁船は入砂島に近づかないが、念のために地元の漁協にきょう訓練があることは知らせた」と話していました。
日米の共同訓練は、今月12日まで行われることになっています。