ホエールウォッチング 本部町がシーズンのピークを宣言
沖縄の近海でザトウクジラがよく見られる季節になり、ホエールウォッチングが盛んな本部町ではシーズンのピークを伝える宣言が行われました。
本部町など沖縄の近海には、毎年12月中旬ごろからザトウクジラが繁殖や子育てのために南下し、2月から3月はホエールウォッチングに最適のシーズンとされています。
本部町役場では28日、本部町の平良町長や、地元のホエールウォッチング協会などが記者会見を行い、ホエールウォッチングのシーズンのピークを伝える宣言が行われました。
このあと町や地元の観光協会の関係者などが船で本部町の沖合に向かい、ホエールウォッチングを楽しみました。
28日はザトウクジラの親子が海面にあらわれ、背びれや尾びれのほか、「ブロー」と呼ばれる潮吹きなどを見ることができました。
沖縄美ら島財団によりますと、本部町など沖縄の近海には毎年、推定で700頭から1000頭のザトウクジラがいるということです。
沖縄北部ホエールウォッチング協会の山本浩ニさんは、「クジラの雄大さを見ていただきたい。本部町というと桜ですが、今後は桜の開花が終わったらクジラという流れにつなげたいです」と話していました。