沖縄伝統の陶芸「やちむん」の展示会 読谷村
沖縄伝統の陶芸、「やちむん」づくりが盛んな読谷村で、地元の陶芸家が丹精込めて焼き上げた作品の展示会が開かれています。
読谷村の美術館、「ユンタンザミュージアム」には、シーサーやつぼ、それに皿など、村内の陶芸家60人の作品100点余りが展示されています。
このうち、金城敏幸さんの直径が50センチほどの大皿は、表面を指で削る「指掻き」と呼ばれるやちむん伝統の技法が使われた作品です。
また、松田優人さんの「月兎」という作品は、ことしのえとのうさぎが迫力たっぷりに表現されています。
訪れた人たちは、陶芸家の個性あふれる作品をじっくりと鑑賞していました。
宜野湾市から訪れた男性は「沖縄にこのような文化があることはよいことだと思う。色や形もそれぞれ個性があり、すばらしい」と話していました。
「ユンタンザミュージアム」の松田香怜学芸員は「ベテランから若手まで陶芸家の幅広いバラエティーに富んだ作品を展示しているので楽しんでほしい」と話していました。
「読谷やちむん展」は、来月21日まで開かれています。