大規模災害に備え 読谷村でビーチなどからの観光客避難訓練
災害が起きたときに備え、観光地やビーチなどから観光客を避難させる訓練が読谷村で行われました。
訓練には、県や警察、消防などの関係機関に加えリゾートホテルや観光施設などの事業者およそ100人が参加しました。
沖縄本島南東沖合いで震度6強の地震が起き、津波が発生した想定で行われ、ビーチに防災無線で緊急地震速報が放送されると、観光事業者の人たちが観光客に避難を呼びかけ、近くにある地上12階建てのリゾートホテルに誘導しました。
県が大規模災害時に観光客を避難させる想定で訓練を実施したのは今回が初めてだということです。
訓練に参加した地元の観光協会の職員の男性は、「観光客の状況がわからなく、どのように避難させるかの重要性を改めて感じた。災害時に観光事業者と機能するように取り組んでいきたい」と話していました。
県防災危機管理課の豊里友茂副参事は、「訓練を通して課題もあったが、今後、検討会も行い、観光客の安全安心のため、取り組んでいきたいです」と話してました。