沖縄では珍しいチューリップの花 本部町の海洋博公園で見頃に

温暖な沖縄では珍しいチューリップの花が本部町の海洋博公園で見頃を迎え、訪れた人たちが一足早い春の雰囲気を楽しんでいます。

本部町の海洋博公園にある熱帯ドリームセンターでは、28品種、およそ7万本のチューリップが、先週から赤や黄色、ピンクなどの色鮮やかな花を咲かせています。

チューリップは、本土では寒い冬を越えたあと、暖かくなる4月から5月ごろに開花するということですが、年間を通して温暖な沖縄では開花しにくく、冷蔵施設で球根を育てて花が咲くようにしたということです。

会場にはチューリップのほのかな甘い香りが広がり、訪れた人たちはチューリップを眺めるなど、思い思いに楽しみながら一足早い春の雰囲気を楽しんでいました。

神奈川県から訪れた観光客は「チューリップを見ることを予想していなかったので、びっくりしました。とても楽しくて癒やされました」と話していました。

また、沖縄市から訪れた男性は「圧巻です。種類によって香りが違う感じがしました」と話していました。

熱帯ドリームセンターの技師、福川優希さんは「沖縄は冬にそこまで気温が低くならないため、花を咲かすことは難しいです。色とりどりで花もかわいいので、花を見て癒やされてパワーをもらっていただきたいです」と話していました。

チューリップの特別展示は、今月29日まで行われています。