正月飾る門松作りが最盛期に 大宜味村

年の瀬となり、大宜味村では、正月に飾る門松作りが最盛期を迎えています。

大宜味村の障がい者支援施設では、就労支援の一環として毎年、利用者の人たちが門松作りに取り組んでいます。

10月中旬から始まった作業はいまがピークで、利用者と職員がグループに分かれ、村内の山から切り出した松の枝を切りそろえたあと、3本に組み合わせた竹を土台に固定させる作業などに追われていました。

門松は大小合わせて5種類が作られ、大きいものは1メートル50センチあります。

就労センターえすの里の仲間涼也さんは「門松作りはみんなで協力して作業するので利用者のやりがいや自信につながっています。お客さんのために、地域のために、気持ちを込めて作っています」と話していました。

この施設で製作した門松は、斜めに切った竹の切り口が口を開けて笑っているように見えるのが特徴で、縁起物として地域の人たちから人気があるということで、26日から30日にかけて注文があった300軒近くの個人宅やホテル・飲食店などに届けられます。