「カラキ」を練り込んだ沖縄そば 大宜味村で試験的に販売

沖縄のシナモン=「カラキ」を練り込んだ沖縄そばの麺が作られ、大宜味村で試験的な販売が行われました。

大宜味村の朝市で試験的な販売が行われたのはカラキの幹の皮を粉末にして練り込んだ沖縄そばの麺で、シナモンに似た香りが特徴です。

「カラキ」は、本島北部に自生する植物で、やんばるを舞台にしたNHKの連続ドラマ小説、「ちむどんどん」でもカラキを使った沖縄そばが登場しています。

国頭村の与那地区で地域おこしに取り組む協議会は15年ほど前から、カラキを使った商品開発を進めていて、ドラマをきっかけに沖縄そばを作りました。

名護市から訪れて試食した女性は「口に入れれば入れるほど、カラキの香りがしておいしかったです」と話していました。

そばを作った「ユナムンダクマ協議会」の大城靖会長は「お客さんの反響もよく、すべて完売し、カラキのそばの魅力を感じました。原料不足の課題もあるが、まずは限定で販売してきたいです」と話していました。