美咲町で「うそ鳥大明神」に正反対の願いを祈願する催し
4月1日は、エイプリルフールです。
偽の神主がうその祝詞を読み上げ、本来とは正反対の願いを祈願するユニークな催しが美咲町で行われました。
この催しは、美咲町の公園で桜のつぼみがスズメの仲間の「ウソ」という名前の鳥の群れに食べられ、花が咲かなかったことにちなんで、世の中のうそもこの鳥に食べてもらおうと、毎年、エイプリルフールの4月1日に行われています。
催しでは、地元商工会の女性メンバーがふんした偽の神主がウソをまつった「うそ鳥大明神」にうそだらけの祝詞を読み上げ、1年分の「うそ払い」を行いました。
このあと、集まった人たちは、配布された絵馬に「家族全員が不健康でいられますように」や「おばあちゃんの足が早く治りませんように」などと本来とは正反対の願いをあえて書き、奉納していました。
絵馬を奉納した岡山市の女性は「きょうのように両親といつまでも花見が楽しみたいという思いを反対にして、『両親が長生きしませんように』とお願いしました。うそを書くのは、慣れていないの難しいです」と話していました。