人身事故受け移転の“放課後児童クラブ”施設が完成 総社市

おととし、総社市で幼稚園児など4人が車にはねられた事故を受け、市が移転を進めていた放課後児童クラブの施設が完成しました。

完成した放課後児童クラブは、総社小学校の敷地内にあり、30日の落成式には、子どもたちや市の関係者などおよそ60人が出席しました。
児童の代表が「建物が少しずつできあがる様子を見ていてとても楽しみでした。みんなで仲よく過ごします」とお礼を述べたあと、出席者がテープカットをして、完成を祝いました。
施設は2階建てで4つの部屋があり、1年生から4年生およそ150人余りが通い、29日から利用が始まりました。
移転前子どもたちは、学校を出て交通量の多い国道180号線を渡り、およそ300メートル離れた場所まで通っていましたが、おととし11月、近くで幼稚園児2人を含む4人が乗用車にはねられた事故を受け、市が移転工事を進めていました。
施設の運営委員会の委員長・餅川修さんは「学校の敷地内に移転し、先生たちも近くにいるので、子どもたちには安心してのびのびと遊んでほしい」と話していました。