立体的額縁と絵画組み合わせた“造形絵画”展示会 津山市

紙粘土などで作った立体的な額縁と絵画を組み合わせた「造形絵画」と呼ばれるアート作品の展示会が、津山市で開かれています。

この展示会は、津山市のアート作家・山形楽さんが代表を務める「楽アート倶楽部」が開いていて、会場には絵画と額縁が一体化したような「造形絵画」の作品など、およそ70点が展示されています。
このうち「ファッション」と題した作品は、洋服店のディスプレーをイメージしたもので、パステルで描かれた女性の頭には、紙粘土で立体的に作った帽子がかぶせられています。
また絵の周りを紙粘土製のドレスなどが華やかに彩っています。
「森のアンサンブル」という作品は、たたみと同じ大きさの3枚の板に、森の中に流れる滝や樹木を力強いタッチで描いた油絵で、中央の板をやや後ろに配置することで立体感や奥行きを表現しています。
市内から訪れた70代の女性は「どの作品もアイデアがすばらしく、1足す1が3にも4にもなる相乗効果があるので、見ていておもしろい」と話していました。
この展示会は12日まで、津山市の「アルネ津山」4階の市立文化展示ホールで開かれています。