新庄村役場の新庁舎が完成 一般の人対象に見学会
老朽化により建て替えが進められていた新庄村役場の新しい庁舎が完成しました。
新庄村役場は、昭和44年の建設から50年以上がたち、耐震化のための改修ができないことから、建て替えが進められてきました。
新しい庁舎は、鉄筋コンクリート造りの2階建て、延べ床面積は1200平方メートル余りで、総事業費およそ10億円をかけて旧庁舎の北側に建設されました。
村の中心部にあるかつての宿場町、「がいせん桜通り」の町並みをイメージした赤茶色の屋根瓦や白いしっくい塗りの壁などが特徴です。
また、天井や床などの内装には、地元産のヒノキなどの木材がふんだんに使われているほか、村のシンボルとなっている「がいせん桜」や村内を流れる新庄川など、地元の風景をイメージしたデザインがあちこちに散りばめられています。
村は、5日まで一般を対象にした新庁舎の見学会を開いていて、訪れた地元の30代の女性は「とてもきれいで木のいいにおいがしました。居心地がよさそうで、つい長居をしてしまいそうです」と話していました。
来月3日からは、新しい庁舎で業務が行われる予定で、旧庁舎は6月以降に解体して駐車場や公園を整備します。