「小さな村g7サミット」参加の新庄村など 国に支援を要望
人口が少ない自治体の課題を話し合う「小さな村g7サミット」に参加している新庄村など全国7つの村の村長が、24日、国会内で会合を開き、移住の促進や光ファイバー網の維持管理などに国の支援を求めました。
人口1000人に満たない7つの村は、小規模自治体の課題を共有し、連携して要望活動などを行おうと主要7か国の「G7サミット」にかけて、Gを小文字にした「g7サミット」と名付けた会合を、7年前から開いています。
参加しているのは、▼岡山県の新庄村をはじめ▼北海道音威子府村、▼福島県檜枝岐村、▼山梨県丹波山村、、▼和歌山県北山村、▼高知県大川村、それに、▼熊本県五木村の7つです。
24日は、7人の村長が国会内で会合を開き、呼びかけに応じた国会議員に対して要望活動を行いました。
このなかで村長らは「村への移住希望者は増えているが、住宅の受け入れ体制が課題となっている」とか、「村の全世帯に光ファイバー網を引いているが小動物がかじるなどの被害が深刻だ」などと、村の抱える課題を説明し、国の支援を訴えました。
このあと7人の村長は、総理大臣官邸を訪れ、岸田総理大臣にも
要望したのに対し、岸田総理大臣は「できるだけ要望に応えられるように努力したい」と応じたということです。
「小さな村g7サミット」は、去年10月に新庄村で開かれていて、ことしは、秋に高知県大川村で開かれる予定です。