“恋人の聖地” 美作市で「バレンタイン愛の美術展」

フランスのバレンタイン市と姉妹縁組をし、「恋人の聖地」としても認定されている美作市の作東地域で、「バレンタイン愛の美術展」と題した絵画展が始まりました。

この絵画展は、バレンタインパーク作東にある美作市作東美術館で、毎年、この時期に開かれていて、会場には県内外から寄せられた油絵や水彩画などあわせて69点の作品が展示されています。
このうち、「バレンタイン賞」を受賞した美作市の山本真実さんの「歌う海の遺跡」は、地元の風景の画面下半分を、海の底に沈んだように描いた幻想的な作品です。
同じく「バレンタイン賞」を受賞した奈義町の鷹取さおりさんの作品は、光を浴びながら、横断歩道を渡る人たちや空に向かってそびえる大木が描かれ、未来への希望や力強さを感じさせます。
出品者の1人で、神社の石段をみずからの人生と重ね合わせた油絵の作品を描いた津山市の加藤順子さん(68)は「ひたすら無心になって取り組めるのが絵画の魅力。入賞してもしなくても、この美術展に応募し続けたい」と話していました。
この作品展は、今月26日まで開かれています。