岡山県バス協会 岡山市に公共交通のあり方の協議再開求める

県内のバス事業者でつくる岡山県バス協会は、岡山市に対して、路線の再編など今後の公共交通のあり方についての協議を、再開するよう求めました。

30日、岡山県バス協会の小嶋光信会長のほか、県内のバス会社7社の経営トップが岡山市役所を訪れ、大森市長に要望書を提出しました。
要望書では、コロナの影響で利用が減少し、地域の公共交通を取り巻く環境は極めて厳しいとして、市に対し今後のあり方についての協議を再開するよう求めています。
これまで岡山市と県バス協会では、路線の再編などについて調整を進めていましたが、新型コロナの影響でおととし2月以来、協議が中断されています。
要請のあと、岡山県バス協会の小嶋光信会長は「コロナが『5類』に引き下げられることになり、正常な移動を確保することが大事ということで、協議の再開を申し入れた。本当に住みやすい地域を作るために、より広い視野で公共交通について議論する出発点になることを望む」と話していました。
また岡山市の大森市長は「新型コロナの影響で公共交通機関は痛手を受けている。これからどうやって市民の足を確保していくか、路線バスのみならず、路面電車なども含めて本格的に議論したい」と述べました。